回転テーブルを決められた角度だけ回転し止める使用事例 - 株式会社ジェイテクトエレクトロニクスオフィシャル通販サイト

回転テーブルを決められた角度だけ回転し、止める使用事例

最終更新日 2024-09-18

使用例

ロータリエンコーダで回転テーブルの回転角を計測し、決められた角度でテーブルを制御できます。
インクリメンタル形を選択することで、パルスで角度を指定できます。
回転テーブルを1/4回転（90°）ずつ制御、例えばエンコーダ3600パルス/回転時、
1/4回転は、3600/4＝900パルスでカウントし停止すると1/4回転ずつの制御が可能です。

回転テーブルを決められた角度だけ回転し止める使用事例

エンコーダの選定

位置決め精度から計算し、最適分解能のエンコーダを選びます。

-例-
必要精度：±1°
回転テーブルの1周の角度：360°
360(°) ÷ 1(°) = 360
計算より、分解能360パルス以上のエンコーダを選定しなければなりません。
正逆転ズレやA相／B相の位相差ズレを考慮したい場合は、分解能を大きくすると精度は向上します。

※上記、エンコーダが分解能3600パルスの場合、理論上の精度は±0.1°になります。

エンコーダ TRD-SR/SHRの場合

ロータリエンコーダは、シャフト長さ、取付ピッチ、取付方法、保護構造から選択できます。


シャフト形	ロングシャフト形	中空軸形	IP65タイプ

分解能は、10～3600パルスまで取り揃えています。

インクリメンタル形ロータリエンコーダを使用する場合

インクリメンタル形エンコーダは、電源投入時もしくは停電復電時に、アブソリュート形のような絶対位置の信号を出力しないので、自分の位置を把握するため、原点復帰する必要があります。

例えば、電動スライダのように、原点復帰までに、何回転も回る原点復帰となる場合、原点復帰の場合を考慮し、あらかじめエンコーダのZ相原点と電動スライダにつけた原点センサの位置を一致させておき、エンコーダのZ相の原点と原点センサが一致した場所探すと原点がわかりやすいです。

ロータリエンコーダとPLCの接続

動画では、

ロータリエンコーダを当社のPLC（SJ-ETHER）に接続する方法
PLCのプログラムソフト（KPPソフト）の起動方法
データビューの選択、エンコーダの入力信号の設定方法
エンコーダの信号確認方法

を説明しています。

PLC

SJ-ETHERのモーション機能

カウンタ：カウンタ数6　最大速度100kHz　カウント範囲32bit
　　　　　カウンタ種類　パルス／方向信号　CW/CCW信号　90度位相差信号
パルス：パルス列指令方式　オープンコレクタ
　　　　軸数3軸　パルス種類　パルス／符号
　　　　位置指令範囲　32bit　パルス出力周波数　1～100kHz

KPP プログラム作成の基本 - PLC サンプルプログラム

新規プロジェクトの作成
ラダープログラム作成の場合
ステージプログラム作成の場合
作成プログラムの変換処理　パソコンで作ったプログラムをPLCのデータに変換する処理です。
作成プログラムの保存

の構成です。初めてのスタート時にお読みください。

停電保持機能 PLC サンプルプログラム

SJ-Etherシリーズでは、長寿命のリチウム電池（市販品　CR2354：オプション。Panasonic製を推奨）を搭載することにより、停電保持領域の機能メモリとカレンダ・時計を電源オフのときにもオン／オフ状態やデータが消えることのないようにバックアップできます。

高速カウンタ機能を使ったパルス幅の測定（1us単位）

パルス幅測定機能命令（HSWDH）を使ったパルス幅測定ラダー回路です。
計測は1μs単位で測定。　最大計測時間は200秒となります。

シフトレジスタの使用例（基本／範囲拡張／割込と出力） - PLC サンプルプログラム

シフトレジスタの使用例　（基本）
シフトレジスタの使用例　（範囲拡張）
シフトレジスタの使用例　（割込と出力）

を説明しています。

KPPのコメント表示｜株式会社ジェイテクトエレクトロニクス(旧光洋電子工業)

KPP：Kostac PLC Programming softwareを使用して、ラダープログラムの開発をしています。
回路中に表示するコメントが全文表示されず、後半が切れてしまいます。
どうしたらよいか教えてください。

KPP データビューの使用方法 - PLC サンプルプログラム

データビューはオンライン時に使用可能です。モニタ（ON／OFF）操作でデータビューに登録したビット、データレジスタの状態（コンテンツ）をモニタする事が出来ます。
また編集モードではデータのコンテンツの上書き操作が出来ます。

KPP ステータスモニタの使用方法 - PLC サンプルプログラム

ステータスモニタによりシーケンスデバックが効率的に行えます。
ビットのON／OFFの状態の他、データレジスタのコンテンツが赤塗りで表示されます。

部品表

部品	シリーズ紹介
PLC（スマートコントローラ）	SJ-ETHERシリーズ
ロータリエンコーダ	φ38/40 TRD-SR/SHRシリーズ
カップリング	ロータリエンコーダ TRD-SRシリーズカップリング - 樹脂金属板バネ