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ロータリエンコーダを使用することで、起動スイッチをSWをオンした後、センサ１で搬送物を検出し、
コンベヤで決められた位置に精度よく運ぶことができます。


※以下、ロータリエンコーダはエンコーダに省略します。

充填機のタイミングコントロール	シート重ね装置
一定間隔にマークをつける装置

コンベヤは機構的にも、連続運転を得意としています。
したがって、『動かす・停める』という繰り返し動作は、基本的に得意ではありません。
そこで、エンコーダ、PLC、センサを使う事で、コンベヤなどは、上の事例の様に『動かす・停める』の動作を安定した、動きに変えることが出来ます。

• エンコーダはモータ軸と同一軸ではなく、追随する軸に取り付けますので、設定した距離と実際に動いた距離を一致させ、停止することができます。
• コントローラが送ったパルス数と、エンコーダが検出したパルス数の差から、ベルトのスリップを検出し、不具合に即対応することができます。
• パルスモータの動きをエンコーダの出力でチェックしながら、ゆっくりスタートさせ、ゆっくり停止することができるので、搬送物の転倒、落下の心配がありません。

エンコーダは移動距離や位置を知ることができます。 例として、必要精度1mmの場合で説明します。

例として、プーリ直径は、61.9mm  ベルトの厚さは、0.9mmを使った場合です。



回転直径dは、61.9+（0.9+0.9）＝63.7mm
円周の長さは、直径d×πなので、63.7×3.14＝200.018mmとなり、1周長さは約200mmになります。

1周の長さが約200mmですので、エンコーダは1回転200パルスを選定すると、1パルスが1mmに相当します。
精度を確保したいので、エンコーダの位相差の変化点（4つ）を考慮し、4＜5倍以上（1000パルス以上）のパルス数を選定します。



例えば、2000パルスを選定した場合は、機械的精度を除き、1パルスあたり、±0.1mmになります。

同様の条件で、2000パルスのエンコーダを使って、180mmを移動する場合は、1800パルスカウントした場所で、停止すると180mm移動させることができます。

使用条件に合わせて選択できるよう樹脂製と金属製、板バネ製3種類のカップリングを用意してます。

『低分解能』のエンコーダには、安価な樹脂製を、
『高分解能※1』には、金属製、板バネ製を、オススメします。

※1.『高分解能』の目安は3600P/Rを超える分解能

他にも、激しい正逆転や急加減速などの用途、起動トルクが大きい場合、『低分解能』であっても金属製カップリングをお薦めします。
超低速回転や起動トルクの大きいもので加減速を行う場合は、板バネ製カップリングを選ぶ方が、より安心して使用できます。

動画も公開しています。ご視聴お願いします。

PLCにエンコーダを配線し、PLCのプログラムソフト（KPPソフト）より、実際にエンコーダの入力信号を設定し出力を確認する動画です。

モータコントローラの入力仕様に合わせ、PLC出力信号を選べます。
SJ-11DD2EP-Dは、DC24Vソース出力になります。
パルスカウントモード、最大100kHz対応。

部品	型番	備考
エンコーダ	TRD-SR***-C	トーテムポール出力
カップリング	GJ-6	樹脂製
PLC	SJ-11DD2EP-D

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