静電容量形近接センサを用いた液体の上下限量の調整の使用事例

最終更新日 2024-10-16

使用例

静電容量形近接センサCS-31-5Nなどを用いて、液体の有無を検出できます。
タンクの上限、下限にセンサを付けることで、液体量が下限以下になったら液体を供給、上限に達したら供給ストップの制御ができる様になります。
表示灯を外付けすることで、液体の量が適正量であることを外から見て分る様にできます。

静電容量形近接センサを用いた液体の上下限量の調整の使用事例

静電容量形近接センサの種類

静電容量形近接センサの種類	CS-16-5N	CS-31-5N	CS10-34CU-E
実効動作距離	5mm	5mm	10mm
保護構造	IP50（耐塵）	IP65	IP66
出力形態	NPNノーマルオープン
周囲温度	-10～+55℃	-20～+70℃	-10～+55℃
ケース材	アルミニウム（検出面：ポリカーボネート）	ポリカーボネート	PBT
外形（mm）	W25×L46×H36	M22×67	W20×L48.5×H10.4

【動画】静電容量形近接センサ

原理から、他のセンサと比べてのメリット・用途などを説明しています。
また当社CSシリーズのラインアップ、使用上の注意事項なども紹介しています。
(動画掲載ページが別タブで開きます。)

注意事項

①検出面の結露や氷結、また水、油、粉塵等の検出面への付着は誤動作の原因になりますから十分にご注意ください。
②非金属容器内の流動物、粉体等が付着しますと、誤動作の原因になりますからご注意ください。

③CS-16-5Nの取り付けは、M4のビスを使いますが、ケース内にビスが6mm以上入らないように取り付けの際にご注意ください。

動作距離調整用ポテンショメータについて

CS-16-5N、CS-31-5Nは、近接センサ本体の背面に、動作距離調整用のポテンショメータが付いています。
回転ポテンショメータは右へ回すと動作距離は長くなり、左へ回すと短くなります。
動作距離を定格動作距離以上に設定しますと、動作が不安定になりますのでご注意ください。
調整方法は各カタログをご参照お願いいたします。

材料特性

同一材質を検出する場合でも、検出体のサイズ、形状等により動作距離が異なります。
下表は、静電容量形近接センサによる検出で材質の違い、形状の違いによって、動作距離が異なる例です。
（導電率、比誘電率の電気的特性あるいは吸水状態、体積などで検出距離が異なります。）

鉄の動作距離を100%とした場合の目安

動作領域図（代表例）

その他、注意事項、詳しい内容などは、カタログをご参照お願いいたします。

【動画】近接センサ PLCに接続する方法 - NPN出力 PNP出力

近接センサにはNPN（電流流入）タイプと、PNP（電流流出）タイプの2種類があります。
この2種類のタイプは、PLCへの配線方法が異なります。
当社PLCを使い、コモン（共通）ラインの使い方を、やさしく説明しています。
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【動画】3線式近接センサ - PLCに繫いで動かす方法

当社製品の3線式近接センサ（APS4-12S-E）とスマートコントローラ（SJ-ETHER）で、そのつなぎ方を紹介しています。
APS4-12SｰEは、NPN（オープンコレクタ）、ノーマルオープンタイプで、スマートコントローラの型番は、SJ-11DD1E-Dになります。
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PLC

SJ-11DD2EP-DはDC24Vソース出力になります。

ドーム型表示灯

K50LGRYNは緑、赤、黄の３色表示のN＝NPN出力です。

AF端子（5番）使わず、①（4番）、②（1番）、③（2番）の信号の切り替えで色が変わります。

【動画】ドーム型表示灯 K50Pro K30Pro シリーズ

配色が自由にプログラム可能な、表示灯です。
表示灯内で2色を回転させて、機械のウォ－ムアップを知らせたり、表示灯でBOX色を指定してピッキングさせたり様々な用途で、設定（配色）を変え使用することができるので部品の共通化が図れます。
(動画掲載ページが別タブで開きます。)

部品表

部品	型番	備考
近接センサ①	CS-16-5N	①～③より選択してください。
近接センサ②	CS-31-5N	①～③より選択してください。
近接センサ③	CS10-34CU-E	①～③より選択してください。
PLC	SJ-11DD2EP-D
ドーム型表示灯	K50LGRYN（BANNER）